ブラジルのカシアス・ド・スルで開催されている、ろう者のオリンピック「デフリンピック」の日本選手団は12日、11日以降の全競技での試合を辞退すると発表した。

日本選手団149人のうち、10日時点で新型コロナウイルスの陽性者が11人となった。選手団に帯同するメディカルチームと審議を重ねた結果、感染源は各競技会場にある可能性が高いと判断した。

嶋本恭規団長は「日本選手団の命と安全を最優先に考え、断腸の思い」とし「これまで多くのご支援とご協力を頂きました皆さまには大変心苦しいのですが、本決定についてご理解とご協力を頂きますよう心よりお願いを申し上げます」とコメントした。