次世代のホープが強さを見せた。少年組で高校2年生の坂野旭飛(16=下川商高)が優勝した。

1回目は122メートルを飛んで、成年組を合わせた全体3位に食い込み、116メートルで5位発進の北京五輪金メダリスト小林陵侑(25=土屋ホーム)を上回った。2回目は106メートルだったが、少年組では2位と合計60.3点差、距離換算で33.5メートルの差をつける圧勝だった。全体でも6位の大健闘。「1回目は運が良かった」と好条件の風に感謝した。

今夏、少年組が設定されている試合で4戦負けなし。「全勝する」を目標に掲げ、有言実行を果たしている。札幌市が招致を目指している30年冬季五輪を大きな目標にしており「(成年組を合わせても)表彰台、優勝を狙っていきたい」と、今後のさらなる躍進を誓っていた。