世界ランキング1位で第1シードの山口茜(25=再春館製薬所)が大会初戦に臨み、同24位のトゥンジュン(インドネシア)を21-12、21-15のストレートで下した。

第1ゲームは9-8からの8連続ポイントで一気に相手を引き離した。第2ゲームも途中まで競り合う展開だったが、中盤から一気に突き放した。危なげない勝利にも思えたが、本人は「2ゲーム目の終盤ぐらいしか余裕を持ってプレーできなかった」と振り返った。

この日の対戦相手には6月のマレーシア・オープン、7月のマレーシア・マスターズでいずれも苦杯を喫していた。「どうしても結果を気にするところはあった」という中で、近2戦の直接対決では「1球1球の準備が足りていなかった」と反省。集中力を高めて臨み、勝利をつかんだ。

大会連覇が懸かる中でも、「ディフェンディングチャンピオンということは気にせずにやりたい」。あくまで自然体で頂点を目指す。

3回戦は高橋沙也加(BIPROGY)との日本人対決となる。