三遠ネオフェニックスがホームで2連敗を喫した。アルバルク東京に61-82で敗れ、今季リーグ5連敗。8勝8敗とし貯金がゼロとなった。今季から指揮する大野篤史監督(45=前千葉J監督)は「つらく悔しい結果となった。選手は負けに慣れている感があり、この雰囲気を壊したい。マインドリセットしていく」と語った。主力の外国人選手や日本代表SF金丸晃輔(33)をケガで欠く中、苦しい試合が続いている。

第1クオーター(Q)は一進一退の攻防が続き、6点差の劣勢。第2Qで巻き返しを狙ったが、ミスショットやリバウンドを拾えず徐々に後退。3Qでは勢いを止められず、最大24点差を許した。チーム最多の17得点を挙げたSGサーディ・ラベナ(25)は「昨日の試合はミスが多かったが、今日は修正できた。結果には満足していないし、まだ成長できると思っている」と語った。

昨季西地区最下位(10勝48敗)からの巻き返しを図るチームは次節、横浜BCと対する。ラベナは「下を向くことなく、仲間を信じて切り替えをしていきたい」と前を向いた。【山口昌久】