鎮西(熊本)が逆転負けを喫し、2年連続の準優勝となった。先に2セットを先取したが、第3セット以降を3連続で落とした。

エースのアウトサイドヒッター舛本颯真(3年)や2年生の井坂太郎が中心となり、序盤から攻め続けた。第1セットを25-23で奪取。第2セットも25-22で制した。

前回大会決勝の日本航空(山梨)戦では、2-0と先行しながら、試合をひっくり返された。1年前を思い出し、「去年はここで負けているぞ」と引き締め合った。

第3セットで勝ち切ろうと臨んだが、アウトサイドヒッター川野琢磨(1年)を投入した駿台学園(東京)に流れが傾く。第3セットを21-25で奪われると、第4セットも序盤で4連続ポイントを許し、17-25で奪われた。

点の取り合いとなった第5セットでも、勝負どころで決めきれなかった。12-15で奪われて、5年ぶりの優勝を逃した。

試合後のエース舛本の目に涙はなく、「やりきった」とうなずいた。昨年のリベンジを果たすことができず、「今年は絶対に日本一を取ろうと、本気で練習をしてきた。でもあと1歩で届かなかった。そんなに甘くないと感じた」と悔しそうに振り返った。

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