第31シードで世界ランク33位の西岡良仁(27=ミキハウス)が、世界ランク65位のマッケンジー・マクドナルド(米国)を7-6、6-3、6-2のストレートで下し、4大大会初の16強入りを決めた。日本男子では19年ベスト8の錦織圭以来。「(グランドスラム)初の4回戦(16強)はうれしい」とかみしめた。
同い年対決を制した。「彼とは14歳くらいから何度も対戦している」という勝手知ったるマクドナルドとの対戦。第1セットは互いに譲らず、サービスゲームをキープし合い、タイブレークに突入した。これを8-6で制すと両手を振り上げてスタンドにアピールした。
第2セットに入ると、マクドナルドにアクシデントが発生した。第1ゲームの途中で腹筋付近を抑え、メディカルタイムアウトを要求。その後コートに戻ったが、このゲームを西岡がブレーク。相手サーブの第3、9ゲームも取り、このセットを6-3で奪った。
マクドナルドは痛めたとみられる腹筋の影響か、第3セットに入っても精彩を欠いた。全力でサーブを打てず、アンダーサーブを交える場面もあった。それでも西岡は相手にアクシデントがありながらも、自身のプレーに集中。このセットも取り、ストレート勝ちを決めた。
試合後は「(マクドナルドに)少しケガがあって、うまくいかなくなっていた。僕としては結果が必要でしたけど、内心は何とも言い表せない難しい感情はありました」と明かし、マクドナルドの状態を気にかけた。
第1セットの第7ゲームでは3本のブレークポイントを握られたが、しっかりキープするなど、粘り強さも光ってつかんだベスト16入り。「次に(向けて)体力も残っている」と次戦を見据えた。
◆西岡良仁(にしおか・よしひと)1995年(平7)9月27日、三重県津市生まれ。青森山田高卒。15歳で盛田テニス基金の援助を受け米国IMGアカデミーに留学。13年全日本準優勝。14年1月に18歳でプロ転向。同年仁川アジア大会で日本男子40年ぶりの金メダル。21年東京五輪に出場(初戦敗退)。世界ランキング33位。左利き。170センチ、64キロ。
◆全豪オープンテニスはWOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドでは全コートライブ配信される。


