【北京=藤塚大輔】2年連続出場でショートプログラム(SP)4位発進の中井亜美(15=TOKIOインカラミ)は、フリーは122点、合計187・04点の5位で大会を終えた。

冒頭にトリプルアクセル(3回転半)に果敢に挑戦した。「着氷した時に耐えきれなかったのが少し自分でもダメだったかな」と転倒したが、その後は失敗の影響を感じさせない。いつもなら「次も転倒したら…」と考える弱気の虫を封印。「いつもの練習だと、そこから崩れてしまうことが多かったんですけど。今回はその後きちんと切り替えてきたのはよかった」と次々に回転鋭いジャンプを刻んでいった。

「今季最後の大舞台」と期してきた。11月の全日本ジュニアでは腰痛の影響で10位。痛み止めや注射などで対処し十分な練習をつめなかったためだが、落胆は大きかった。同門の先輩の渡辺倫果や中庭コーチに励まされ、気持ちを立て直してきた。「痛くなってないかな」。毎朝起きると腰痛の再発が怖かった。不安を抱えながら毎日のケアを続けた。自身を追い込み、中国入りした。

メダルには届かなかったが、その表情にはケガを乗り越え、やりきれた手応えも感じさせた。「大きな舞台なので、そこで戦えたことはすごい自信にもなりますし、経験にもなる。それはよかった」。帰国後は4回転ジャンプの練習にも意欲をみせた。「少し休んで、またレベルアップできるように練習していきます」と言葉に力を込めた。