8月8日に30歳の誕生日を迎えた大庭雅(東海東京FH)が、14回目となる全日本選手権(12月、東京・代々木第一体育館)出場を決めた。
今大会からの通過者数は上位8人。ショートプログラム(SP)10位発進で当落線上だったが、フリー98・58点の合計147・51点で6位。後に滑った選手の成績で8位以内が確定した。
目標としていた舞台への進出を決めると「私が知っている限りでは(29歳で出場した村主章枝さんを上回り)最年長出場。いろいろな先生に『更新できるのは、あなたしかいない』と言われていました。良かったです」とかみしめた。
この日のフリーは3回転サルコー転倒などミスがありながら、表現面でもこだわってきた作品を観衆に届けた。演技を終えて「昨日ほどは緊張していなくて『いっぱいジャンプがあるから、1本失敗しても、絶対に諦めない。最後まで滑りきるぞ』と思って、滑っていました」と振り返った。
社会人スケーターは春から出社日が増え、練習は週3日。仕事のある日も夜にジムへと足を運び、3時間ほどトレーニングを積んできた。演技には悔しさをにじませながらも「自分で言うのもなんですけど、こんなにも毎日仕事とトレーニングと練習をやって、ここまでやってこられた自分を褒めたいと思います」とほほ笑んだ。【松本航】


