【プラハ=藤塚大輔】ショートプログラム(SP)2位の千葉百音(20=木下グループ)が、昨年の3位を上回る銀メダルを獲得した。150・02点の合計228・47点。ともにSPに続いて自己最高得点をマークした。演技後は氷に座ってやりきった表情を浮かべ、得点を確認したキス・アンド・クライでは涙を流して喜んだ。

4度目の優勝で有終の美を飾った坂本花織(25=シスメックス)とは力強い抱擁を交わした。現役最後の演技を見届け「坂本選手がいかに素晴らしいかを語り出すと止まらない。私も坂本選手の背中に食らいつく気持ちはあった。来季からできるだけ自分が魅せられるところを強くしていくためにも、ずっと今日の演技を心にとどめておこうと思いました」と力を込めた。

今大会は得意のスピンとステップシークエンスだけでなく、これまでは回転不足などによる減点が目立ったジャンプも、ほぼノーミスで通した。表彰台まで1・28点差の4位となった2月のミラノ・コルティナ五輪から課題を修正し、「点差はあまり気にせず、今できる一番良い演技をしっかりできれば」と前を見据えて臨んだ今季最終戦だった。