全日本柔道連盟は13日、男子日本代表監督で2000年シドニー五輪100キロ級金メダルの井上康生氏、女子48キロ級でシドニー五輪と04年アテネ五輪金メダルの谷亮子氏が国際柔道連盟(IJF)殿堂入りしたと発表した。世界選手権開幕前日の25日にリオデジャネイロで表彰式が開かれる。

 殿堂入り第一号は競技創始者の故嘉納治五郎氏。過去には1964年東京五輪金メダルの故アントン・ヘーシンク氏(オランダ)ら3人のみで、今回は一気に17人が認定され、日本人は3人となる。柔道界に功績を残した人物をたたえるIJF殿堂は99年設立で、建物はパリにある。

 井上氏は華麗な内股を武器に世界選手権では3連覇を達成。谷氏は五輪5大会連続出場のほか、世界選手権は6連覇を含め7度優勝した。