日本(世界ランク13位)が2大会連続の8強に王手をかけた。過去5勝12敗、7月の前哨戦でも敗れたサモア(同12位)に28-22で勝利。D組2位での1次リーグ通過へ、10月8日にはアルゼンチン(同9位)との最終戦(ナント)。勝利し、自力で次のステージに進む。
南米の雄アルゼンチンは優勝候補に挙げられてきた。15年イングランド大会で4位に入り、昨年は敵地でニュージーランド(同4位)やイングランド(同6位)に勝利。だが、今大会は初戦でイングランドに10-27で敗れ、サモアには19-10と苦しんだ。オーストラリアを率いて15年W杯準優勝に輝いたチェイカ監督は、サモア戦後に「もう少し速く継続的にボールを持てる。良くはなったが、我々が望むレベルではない」と大会中の立て直しをもくろんだ。
登録33人のバランスはいい。SOは25歳のS・カレーラスが軸。サモア戦では4大会連続W杯の34歳サンチェスが、途中出場で貴重なPGを決めた。キックを軸に攻撃し、リーグワンの三重に所属するフランカーのマテーラら、FW陣も献身的だ。日本のリーチは「個人技、キック、ハイボールのキャッチ…。14番の(WTB)ボフェリも強い。バンバン(PGで)3点を狙える」と印象を口にし、受け身になる展開や、自陣での反則が続くと厳しい。
アルゼンチンは30日にチリ戦を控え、日本より準備期間は2日少ない。心身をリフレッシュする時間があり、リーチは「よりいい準備ができる」と自信をのぞかせた。
アルゼンチンのチリ戦次第で、引き分けでも1次リーグ突破の可能性があるが、見据えるのは勝利のみ。強力FWとスクラムで対峙(たいじ)することになるプロップ具は「このまま勢いに乗り、アルゼンチンにも勝って、ファイナル(決勝)まで行けるように頑張りたい」と誓った。




