<柔道:世界選手権>◇9日◇男子100キロ超級など◇東京・代々木第1体育館

 東京で52年ぶりの開催となる柔道の世界選手権が開幕し、男子100キロ級の穴井隆将(26=天理大職)が決勝でヘンク・フロル(オランダ)に優勢勝ちし、初優勝した。

 女子78キロ超級は決勝で杉本美香(26=コマツ)が秦茜(中国)に勝ち、初制覇。北京五輪銀メダルの塚田真希(28=綜合警備保障)は銅メダルを獲得。同78キロ級の緒方亜香里(19=筑波大)も3位だった。

 男子100キロ超級で全日本選手権王者の高橋和彦(25=新日鉄)は、3連覇を果たしたテディ・リネール(フランス)に準決勝で惜敗し、3位決定戦も敗れて5位に終わった。同級で復活を期したアテネ五輪金メダリストの鈴木桂治(30=国士舘大教)は1回戦でヤヌシュ・ウォイナロビッチ(ポーランド)に1本負けして敗退した。