東海大市原望洋(千葉1位)がタイブレークの末に延長10回で敗れた。

 ドラフト候補の153キロ右腕、島孝明投手(3年)が今春公式戦で初先発。8回まで2失点でこらえ、2点リードのまま9回に突入した。1点をかえされたものの、あと1人抑えれば4強進出、というところで乱れた。2死三塁からの3球目、140キロの直球が外角低めに外れて暴投に。同点に追いつかれた。

 延長10回以降は無死一、二塁から始まるタイブレークが採用されている。犠飛で手堅く1点を勝ち越した関東第一に対し、1死満塁から3者残塁でゲームセット。前日から連投だった島は「昨日の疲れはなかった。去年の秋から最終回で抑えられないのが課題。自分の弱さが出てしまった」と反省した。