日本学生野球協会は11日の審査室会議で高校16件の処分を決め、8月に暴行罪で起訴された豊田大谷(愛知)の前監督を6カ月の謹慎とした。

 審査室によると、昨年7月に1年生部員を殴るなどし、他に部員2人への暴力も報告された。

 前監督の事件に関して同校が調べる過程でコーチ2人も部員への暴力があったことが発覚し、それぞれ4カ月と3カ月の謹慎となった。

 大商大高(大阪)は部員計11人に喫煙や窃盗行為があったとして6カ月の対外試合禁止。同校のコーチは部内暴力で3カ月の謹慎処分を科した。

 対外試合禁止処分を受けた高校の処分期間と理由は次の通り。

 ▽松山商(愛媛)10月3日~11月2日=部員の部内暴力

 ▽大商大高(大阪)10月10日~来年4月9日=部員の窃盗、喫煙

 ▽東海大翔洋(静岡)10月15日~来年1月14日=部員の部内暴力

 ▽日本航空石川

 10月29日~来年1月28日=部員の部内暴力

 ▽幸田(愛知)9月30日~12月29日=部員の金品強要、部内暴力

 ▽池田(鹿児島)11月5日~来年2月4日=部員の喫煙、飲酒