阪神ドラフト2位の明大・坂本誠志郎捕手(22)が来年2月の沖縄・宜野座1軍春季キャンプに同行する見通しであることが27日、分かった。正捕手候補の梅野と競わせるチーム方針もあり、バッテリー強化の起爆剤として期待している。
球団関係者も「梅野とはタイプも違うし、キャンプは1軍になるだろう」と説明する。坂本は投手の長所を引き出すリードと正確な送球を持ち味とし「守れる捕手」ぶりが高評価されている。今季、2年目を終えた梅野は攻守ともに伸び悩み、長く2軍暮らしを強いられるなど、正捕手定着に失敗した。坂本は2歳年下だが、梅野の競争相手と見込んでドラフト上位で獲得した経緯がある。ライバルが火花を散らし、レベルアップする構図を描く。
金本監督は来年1月上旬から始まる新人合同自主トレの動きで現状確認した上で、1、2軍のキャンプメンバーを振り分ける方針を示している。あくまで指揮官を納得させる力量を示す必要はあるが、現時点では1軍キャンプに参戦する見通しだ。新体制になって、矢野作戦兼バッテリーコーチが就任。まず守れることを正捕手の条件に挙げており、坂本も候補となるだろう。長年、正捕手不在の苦境を脱するためにもハイレベルな競争の中に放り込まれる。
坂本自身、これまでも開幕1軍メンバー入りに意欲を示す。「投手のいいところを引き出すだけでなく、悪いところを修正できる捕手になりたい」という抱負も語る。まずは第1関門の「沖縄行き」が焦点。打の梅野か、守の坂本か。激しいバトルに注目だ。



