静岡学生野球リーグの東海大海洋・今村亮投手(4年)が今日22日、プロ志望届を東海地区大学野球連盟に提出することが21日、分かった。今村は「小学生のころからの夢。ようやく志望届を出せるところまできました。今までやってきたことは間違いではなかった」と心境を口にした。

 今村は投球のテークバック時に右肩が大きく下がり、顔が上を向く独特のフォームから最速148キロの直球を投げ込む本格派右腕。同大のエースとして2年秋、3年春にリーグのベストナインを獲得し、県大学NO・1投手の呼び声が高い。昨年、今年と2年連続で東海選抜メンバーとして、中日、巨人の2軍との交流戦に登板。計7回を2失点のみに抑え「直球は通用したと思います」と胸を張る。

 今秋のドラフト候補投手には田中正義(創価大4年)今井達也(作新学院3年)ら逸材ぞろいだ。今村は「プロは入ってからどれだけ頑張れるかだと思います。野球に対する気持ちでは負けていない」と強調。今秋は、ここまでリーグ戦8試合すべてに登板中。まずは眼前の戦いに集中し、最後までアピールを続けながら来月20日のドラフト会議を待つ。【鈴木正章】

 ◆今村亮(いまむら・りょう)1994年(平6)4月25日、三島市生まれ。小学2年から函南ジャンプで野球を始め、函南東中で三島シニアに所属。市沼津では3年春夏と県8強に。弟の拓は日大国際関係3年で投手。178センチ、73キロ。右投げ右打ち。血液型はO。