球団野手初の1億円超増!! 広島鈴木誠也外野手(25)が18日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉を行い、1億2000万円増の2億8000万円(金額は推定)で更改した。広島球団の1億円以上の増額は15年オフに2億円増となった黒田氏以来。ここまで契約を更改した広島選手では最高額となった。

約2時間に及んだ球団との交渉を終えて「しっかり話し合って、たくさん評価してもらった」と話した。

今年は丸(巨人)や新井が抜けて相手からのマークは厳しくなり、ときに勝負を避けられる打席もみられたが安定した打撃で打線をけん引した。盗塁を含めた打撃部門すべてでチームトップの数字を残し、打率3割3分5厘、出塁率4割5分3厘はともにリーグトップ。初の個人タイトルとなる首位打者と最高出塁率の2冠に輝いた。また、打者の指標とされるOPS(出塁率プラス長打率)は12球団でただ1人、10割を超えた(10割1分8厘)。

プレミア12では侍ジャパンの4番として、打率4割4分4厘、3本塁打、13打点など打撃7部門で12チームトップの数字をたたき出した。日本の世界一に大きく貢献し、大会MVP。ベストナインにあたるオールワールドチームにも選ばれた。

ただ、チームは4位に終わり「個人的にはよかったですけど、チームは4位に終わってしまって、(個人の)打点も少ない。もうちょっとしっかりやれたんじゃないかなというのはある。みんなで優勝したい。4位になって面白くないと思った。また優勝したい」と意気込んだ。