西武牧田和久投手(28)が謎解きに挑んだ。

 27日、西武ドームで先発投手陣の練習に参加。ベンチ内にある冷蔵庫にカギがかかっていた。

 数字3ケタの組み合わせでカギが開くシステムだが、田原ブルペン捕手によると「涌井なら番号を知ってると思うけどな」。その涌井は中継ぎに配置転換されて不在。大幅に若返った先発陣に“暗号”の数字を知る者はいなかった。

 困っていたところへ、好奇心旺盛な牧田が立ち上がった。冷蔵庫の前でカギをガチャガチャ回し、数字の組み合わせをはじめた。「涌井の誕生日は621」「番号がわからない時は104」など、見物した外野からもさまざまな声が飛んだが、難航した。数字の組み合わせは全部で1000通り。そのうちの1つを当てるのは至難の業で、数々の修羅場を経験したWBC日本代表クローザーでも、お手上げだった。

 冷蔵庫は開かないが、選手の水分補給は欠かせない。仕方なく、佐々木チーフトレーナーが階段を駆け上がって人数分のドリンクをとりにいき、事なきを得た。