背中の痛みで2軍調整中の阪神西岡剛内野手(30)が5日、ウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)で実戦復帰した。

 「1番指名打者」で先発出場。1回は低めの変化球を見極めてフルカウントに持ち込んだが、直球をとらえきれず、一ゴロに倒れた。その後も見逃し三振、一ゴロで交代した。7月21日巨人戦以来、約1カ月半ぶりのプレー。「ボールは見切れている。あとは反応です」と話した。平田2軍監督は「こうやって打席に立てたことが順調ということ。明日(6日)もDHで出て様子を見てだな。雰囲気もあるよ」と説明した。

 掛布DCも「3打席、立てたことが大きい。本人も手応えを感じているんじゃない。いい状態になってきているからゲームにも出ると言ったと思う。実績がある選手だから、本人がいけると思ったらいけるだろう」と話す。順調なら、9日からの2軍オリックス戦(神戸サブ)で守備も再開する方向だ。