<日本ハム0-8西武>◇26日◇札幌ドーム

 日本ハムの高卒ルーキー豊島明好投手(18)が満点のデビューを飾った。8回、3番手でプロ初登板。わずか10球で3者凡退に打ち取り、グラブをポンポンとたたいた。今季12球団の高卒新人で出場一番乗り。ベンチは祝福の嵐で「1番目ってうれしいですね。あっという間でした」と笑みがこぼれた。

 お笑い芸人ほっしゃん。似の左腕はブルペンにいた7回、梨田監督から「ほっしゃん、行くぞ」と告げられた。先頭平尾のバットを折り「直球の球威が上がった手応えがある」。高卒新人の球団史上最速登板は開幕4試合目で、5試合目の豊島の更新はならなかったが、同期の中田より早い1軍デビューだった。

 公称169センチはヤクルト石川、巨人古川と同サイズで球界で最も小柄な投手だが、高卒新人でただ1人、開幕1軍に登録された。開幕戦では札幌ドーム恒例の応援スタイル「稲葉ジャンプ」に大興奮。待機していたブルペンを飛び出し、ベンチ横で体感した。

 目標は「1点差でも任せられるような投手」。中学時代に両親が相次いで病死し、姉岩本一美さん(31)の援助でここまでたどり着いた。記念ボールを手に「姉に贈りたい。自分の代わりに『(仏壇に)手を合わせてほしい』と言います」とほほ笑んだ。【村上秀明】