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中日朝倉粘って1勝目

<中日5-3広島>◇29日◇ナゴヤドーム

 中日朝倉は、必死で右腕を振るった。前田の2ランを浴びて、リードが1点になった6回2死一、二塁。代打喜田を142キロ直球で中飛に仕留めた。4回までに打線にもらった4点リードを、フイにする同点ピンチを何とかしのいだ。

 「初戦ということで、最初から飛ばしていった。(試合前の)ブルペンでよくなかったので、気持ちでいくしかなかった。1イニング、1イニングと思っていきました」

 立ち上がりは、最速146キロの直球と得意のシュートを主体に4回まで1安打無失点。しかし制球は不安定だった。5回1失点、6回2失点を喫した。7回も1死二、三塁のピンチを招いて交代。6回1/3を8安打3失点で鈴木の好リリーフに助けられ、今季初白星を手にした形だった。「去年の僕だったら、6回で替えられていた。7回まで投げさせてもらったので、何とかしのぎたかったんですが…」と首脳陣の期待に応えることができずにうつむいた。 

 目標の3年連続2ケタ白星へ、細心の注意を払ってきた。今季は新球カットボールに挑戦したが「ちっちゃいスライダー」と表現し詳細は明かさなかった。キャンプ中もチーム関係者に「あまりしゃべらないでください」とお願いしたという。プロの世界で続けて勝つために、用心に用心を重ねた。

 開幕2戦目で先発に白星がついて、岩瀬が締めるオレ竜の形で勝利した。落合監督は「最初のゲームで健太(朝倉)に勝ちがついたのは大きいんじゃないか」と言った。それでも朝倉は「6回を踏ん張りきれなかったこと、7回を投げきれなかったことを反省して次から生かしていきたい」と気を引き締めた。【益田一弘】

 [2008年3月30日6時44分 紙面から]


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