投手総動員で巨人を倒す。9月30日の中日24回戦(甲子園)が雨天中止となった阪神は、10月3日ヤクルト戦(神宮)からの関東遠征6連戦をVロードにかえる。先発はここまで13勝の安藤優也投手(30)を先陣に安定した投手を優先的につぎ込む。6連戦の締めくくり、8日の巨人との直接対決(東京ドーム)には登板を終えた先発ローテ投手も中継ぎ待機と、総動員態勢を敷く方針だ。

 この日の中止で、12日以降にスカイマークで行われる振り替え試合が今季の公式戦ラストゲームになる。巨人は11日のヤクルト戦が今季最終戦になっており、阪神のほうがシーズン終了が遅くなった。そんな日程変更も岡田監督には関係ない。「これで(シーズン終了が)巨人より遅くなるのかなあ。そんなこと言ってたら、また雨で流したりするよ。最終戦までもつれるのは考えてない」と言った。

 2位巨人はこの日、横浜に快勝して80勝で並んだ。ただ、0・5ゲーム差でも阪神がリードしていることに変わりはない。打線は新井の復帰で上向き。救援陣も藤川を筆頭に実力者がそろう。やはり先発投手の結果が、戦況を左右する。中西投手コーチも先発陣の奮起に期待した。「『10・8』よりも前に勝たなあかんのやから。いい投手は(6連戦で優先的に)どんどん投げさせる」と言った。

 阪神の優勝決定は最短で7日の横浜戦(横浜)。だが中西投手コーチは「神宮が(6日に)終わってからは、先発も中継ぎに入れて。『10・8』は総力戦」と言った。岡田監督は「1つ1つ積み重ねていくだけだから」と一戦必勝を期している。【酒井俊作】