巨人原辰徳監督(53)は11日、秋季キャンプが行われている宮崎市内の宿舎で急きょ会見した。清武英利GM(61)の緊急会見について「すべてを把握しているわけじゃないので」と前置きした上で、勝利を追求する姿勢は変わらないということを強調した。来季のV奪還を目指すキャンプは、今日12日から第2クールを迎える。
原監督は慎重に言葉を選んだ。午後8時ごろ、宮崎市内の宿舎で急きょ会見した。原監督は「すべてを把握しているわけじゃないので何とも言えないのですが」と前置きした上で「我々は来季に向けてスタートしているわけですし、我々の仕事というのは来季に強いチームを作る。それにまったく変わりはない」。現場のトップとして、しっかりとした口調で冷静に語った。
渡辺恒雄球団会長(85)には、4日にシーズン終了の報告をした。その際、江川氏の名前は挙がっていなかったという。休養日のこの日は、6月に就任した読売新聞グループ本社の白石興二郎社長(65)へあいさつするため、前夜にいったん帰京していた。原監督によれば急な会談ではなく「計画的な話だったが、たまたまそういう日になった」。その際に渡辺会長ともあいさつを交わしたが、この件についての話はなかったという。
ほぼ同じ時間、清武GMが緊急会見を開いていた。急いで宮崎に戻ったこともあり、原監督は緊急会見の内容を100%把握していない。それでも「非常に影響力の強いおふたり。少し意見が(食い違った)というところはありますよね。そういうところが残念です」と表情を引き締めた。
だが、歩みを止めるわけにはいかない。この“お家騒動”で、現場にも混乱が生じる可能性もゼロではない。それでも原監督は「そういう(動揺する)選手も中にはいるかもしれませんが、最初に言ったように我々の目的は1つですから、その部分に集中してやるというのがジャイアンツのプレーヤーだと思う」と、勝利を追求する姿勢は不変だと強調。
「これから先どういう風になるか、我々も理解していません。ですが、来季に向けてスタートしてるわけですから、そこに集中するということ。我々の仕事をしっかりするということですね」と、ぶれることなく、今日からの第2クールに入る。【浜本卓也】



