プロ野球の守備のベストナインを表彰する「第40回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が21日、都内のホテルで行われた。
巨人長野久義外野手(27)が来季も「好守備から高打率へ」の法則を実践し、巨人では「世界の王」以来2人目の2年連続「ダブル受賞」に挑む。プロ2年目でのゴールデングラブ賞の初受賞に「目標だったのでうれしく光栄に思います」とほおを緩めた。
守備の安定が打席にも生きた。「守備に不安がなかったのが打撃にもつながったのかな」との好循環が、首位打者獲得にもつながった。巨人でのゴールデングラブ賞と首位打者のダブル受賞は、アスレチックスからFAとなった松井以来10年ぶり4人目。2年連続ならソフトバンクの王貞治球団会長が73~74年に達成して以来となる。長野は「首位打者はなかなか毎年は難しいと思うけどゴールデングラブ賞は可能性があるかなと思う」と高い守備への意識を口にし、今季3だった失策数のゼロを目標に据えた。
それでも可能性は十分ある。「まだまだ下手なのでもっと練習しないと」とのあいさつを聞いた「世界の盗塁王」福本豊氏は「下手は絶対にうまくなる」と向上心に目を細めた。24日には「一瞬の集中力、判断力を学びたい」と、大相撲の横綱白鵬(宮城野)を訪問する。「全部が課題」とどこまでも謙虚な長野の、伸びしろは計り知れない。【浜本卓也】



