つり球が通じない!?
オリックス李大浩(イ・デホ)内野手(29=韓国ロッテ)が、規格外の安打を放った。12日、紅白戦で2打数2安打1打点。前日11日の実戦デビューから4打数4安打の打率10割だが、驚きは別のところにあった。
こともなげにバットを振り払った。2回先頭、2ストライクから中山が高めに投げたつり球に反応した。捕手の伊藤が立ち上がった完全なボール球。それをあっさりとミートして、三遊間を破った。194センチ、127キロの巨漢は「1打席目は走者なしで楽な気持ちだったよ」とからりと言った。
中山が「2ストライクで中途半端に投げてしまった」と嘆くが、岡田監督は新たな発見をしたかのように頬を緩めた。「高めのボール球やけど、自分のストライクゾーンなんやろうな。日本人の打者なら見送っとる。背も高いし(李大浩の)ストライクゾーンよ」。
指揮官をあきれさせた男は、2打席目に大物の片りんを見せた。4回2死三塁で小松のスライダーを左前に初タイムリー。「打てば点が入る場面。試合のつもりで入った。ヒットになったのは収穫」。長打は必要ない状況に応じた軽打だ。
球場を離れても、規格外だ。前夜は宮内オーナー主催の激励会に参加。約160人を前に「日本の練習はきつくて大変だった。オーナーが来たので今日は練習が早く終わった。いつもオーナーに来ていただきたい」と笑いをとった。宮内オーナーは「ナイスガイ。自信たっぷりやわ。4打数4安打はすごい」と褒めた。
グラウンド内外で存在感を見せる李大浩だが「紅白戦は練習の一環なので」。騒ぐのはまだ早いといわんばかりだ。【益田一弘】



