<巨人5-0広島>◇1日◇東京ドーム
巨人軍第76代4番、村田修一内野手(31)。晴れの襲名の日に、「4番」の本能が目覚めた。1打席目の中前打後の3回1死一塁で、マウンドには試合前まで通算22打数2安打の難敵篠田。「大学(日大)の後輩にもあたりますし、毎回抑えられるわけにはいかない」と内角高めをひっぱたき、左翼線への先制適時二塁打。4打席目にも左前打を放ち、移籍後初の猛打賞をマークした。「いいところで打てて勝ちに貢献できて良かった」とホッとした表情を見せた。
「『第何代』とかってつくのは巨人だけですよね。いつかは打ってみたい」。だが、移籍を決意した際、本能からくるそんな思いはいったん封印した。「4番を目標に来たわけじゃない。優勝が目標」。開幕は5番、一時は6番も打った。「今まで4番で、5番ときて6番。違和感は多少はある」と心境を吐露しつつ、言った。「でもやることは一緒。勝ちたいですね」。
前日の延長11回無得点ドローの嫌な残り香も振り払った。村田の一打から「種火打線」が活発化。「宮国が『なんくるないさー』で頑張っていたので僕もそういう気持ちで入った。若い投手を育てるには、まず点を取るのが一番」と主力の役割を全うし、捕球したウイニングボールを直接手渡した。
4番村田について原監督は「簡単に慎之助は渡さないんじゃない?
それは。明日も様子をみながらですが、柱としていい仕事をしてもらわないと」と話した。村田も「臨時的」と理解した上で、こう締めた。「任された打順で安打を打って打点を挙げるのが仕事」。村田の頼もしさが、さらに増してきた。【浜本卓也】




