楽天銀次内野手(24)が「普代村アンバサダー」就任に名乗りを上げた。14日、球団事務所で契約更改交渉を行い、1480万円増の年俸2200万円でサイン。今季は126試合で打率2割8分と、プロ7年目で最高の成績を残した。交渉前にはKスタ宮城で自主トレを行い、「(地元をPRする)アンバサダーをやってみたい。そういうことも少しずつやっていければ」と故郷への恩返しに意欲を見せた。

 岩手県の普代村で強く育った。幼少期から食卓には特産の「すき昆布」が毎日並んだ。牛乳の約6倍のカルシウムを含む昆布を食べ、頑丈でケガをしない体に成長。「昆布はもちろん好きです。昆布のアンバサダーもいいですね」と話すと、普代村の柾屋村長も「ぜひお願いしたい」と、今後アンバサダーオファーを検討するつもりだ。地元を含め東北への思いが強く、「地震もあったし、それは一生忘れてはいけないこと。もっともっと東北でプロ野球を見せたい」と願った。

 ◆下閉伊郡普代村(しもへいぐんふだいむら)

 太平洋に面した人口約3000人の小さな村。北緯40度のシンボル塔があり「北緯40度の地球村」をキャッチフレーズとする。特産品は、ゆでた昆布を2~3ミリに薄く切ったすき昆布、サケ、ワカメなど。東日本大震災では漁業施設が壊滅も、集落は水門の影響で浸水被害を最小限に抑えられた。