8日のノア横浜大会でGHCヘビー級王座の6度目の防衛に成功した森嶋猛(33)が9日、“大物”の前に惨敗を喫した。前日、最大の敵・秋山準(43)を破った森嶋は、恒例の食べまくり会見の場所に東京・神楽坂飯店を設定。「横浜だったから中華街も考えたけど遠いからね」と、190センチ、130キロのデカ過ぎる体に似合わぬ細やかな心遣いを取材陣に見せた。

 だが、難関は同店の名物。100個分のジャンボギョーザ(9600円)と1升チャーハン(5600円)。それぞれ、60分以内に平らげれば無料だが、秋山撃破で意味不明の自信をつけた森嶋は同時にチャレンジ。最初こそ、勢いよくジャンボギョーザにかぶりついたが、アッという間に失速して「やる気、元気、ナッシング!」の状態。「思いっきりストップだ、この野郎!」とギブアップした。

 27日の東京・後楽園大会でのゼロワン佐藤耕平(35)との次期防衛戦が正式決定しただけに「大物食いは、次の防衛戦まで取っておきます」とニヤリ。「今まで破ってきた挑戦者たちを応援していた人たちの期待も裏切らないように、しっかり戦って勝つ。強いノアの色を出していく」と話した。