ボクシング死亡事故防止へセコンド手帳
日本ボクシングコミッションが健康管理強化に、セコンドマニュアルを作製した。今年3月に日本ミニマム級1位の選手がKO負け後に意識を失い、3日後に死去。それをきっかけに、さまざまな取り組みが始まり、その一環として健康管理中心のセコンド心得手帳を作製した。
マニュアルは職務と責任、健康管理、減量とコンディショニング、試合の4章に分かれる。ルールに始まり、日常の練習、減量の注意点、脳振とうのしくみや対応策。さらに女性特有の体調管理に、食事のアドバイスまで多岐にわたる。試合記録管理シート付き。過去の広報誌からも引用しながら、手帳スタイルで80ページに及ぶ。
セコンドは試合や練習中心で、健康管理は選手任せが多い。そこでマニュアルを手本に意識改革を促したい考えだ。21日に東日本協会と合同医事講習会を開催し、参加者に無料配布。初めてセコンドを対象に、事故を検証しながら防止策を講義し、修了証も授与する。11日に大阪、19日に名古屋でも開催する。
また、年1回だった医事講習会を来年から数回で義務化させる方針。チーフセコンドの責任を明確するために、キャプテンマーク着用も実施したい考えだ。安河内事務局長は「あとはこれを読んで、実行してもらえるか」と、セコンド陣の積極的な取り組みを期待していた。
[2009年7月6日6時51分 紙面から]
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