日本相撲協会は24日、来年初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、嘉風(33=尾車)が新関脇に昇進した。

 06年初場所の新入幕から所要59場所での昇進は、史上2位のスロー記録。33歳9カ月は戦後6位の高齢昇進となった。

 上位陣では、九州場所で2年ぶりに優勝した横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)が12場所ぶりに東の正横綱、大関では稀勢の里(29=田子ノ浦)が3場所ぶりに東の正位に就いた。

 三役では、栃煌山(28=春日野)が4場所連続の関脇。栃ノ心(28=春日野)は3場所連続の小結。勢(29=伊勢ノ海)が昨年九州場所以来7場所ぶりに小結に復帰した。

 新入幕には、正代(24=時津風)が年6場所制となった1958年以降の初土俵で3位のスピード記録となる所要11場所での昇進となった。輝(21=高田川)も昇進を決め、石川県出身では遠藤(25=追手風)以来、戦後10人目。

 再入幕は貴ノ岩(25=貴乃花)と常幸龍(27=木瀬)の2人。

 新十両は安彦改め剣翔(24=追手風)、千代翔馬(24=九重)の2人。

 来年1月8日の取組編成会議で、幕内の初日、2日目の対戦相手が決定する。