横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)が、01年の初土俵以来初の珍体験に苦笑いした。

 最後の仕切りで、まわしに挟んでいた、さがりが抜け落ちそうになり、塩を取りに行く際に自分で外した。さがりがないまま相撲を取り「何でやねん。入れ直す時間もないし」と恥ずかしそうだった。付け人によると、この日から新調したものでなじんでいなかったという。

 「(勢は)そんきょしたら顔が引きつって、逆にこっちが迷っちゃった」と言いながら得意の上手投げで完勝。2日目に金星を配給したが、立て直しの連勝街道は優勝した昨年九州場所と同じ流れだ。1差で追随し「1番1番に集中できている。九州場所より調子は良い」と、虎視眈々(たんたん)と連覇を狙う。