大相撲の幕内美ノ海(木瀬)が6日、33歳の誕生日を迎えた。夏場所(10日初日、東京・両国国技館)に向け東京・墨田区の部屋で朝稽古を公開。春場所で左ひじを痛め春巡業を全休したが、約2週間の治療とリハビリで回復。夏場所出場も明言し「得意の左前みつにこだわりたい」と意欲を口にした。

入門してから10年。年齢に関して問われると「もういい大人なので、うれしいとかいう感情はないですよ」と照れ笑いで答えた。この日の稽古場では若い衆の申し合いを温かい視線で見守り、東大出身の須山には出し投げのアドバイスを身ぶり手ぶりで教えた。疲労を取るため、自身の調整を四股のみで終えた33歳は「部屋の雰囲気も良いので、みんなで本場所を頑張るだけです」とベテランらしく語った。

春場所は自己最高位の前頭2枚目だったが4勝11敗。8日目の若元春戦で痛めた左ひじが影響し、以降黒星を重ねた。春巡業期間中も体は動かしつつ治療を優先。4月27日の番付発表後から相撲を取る稽古を再開した。患部の状態について「まだ少し痛みはありますけど、本場所は出ます。やってみないと分かりませんが問題ないです」と力強く語った美ノ海。「勝ち負けよりも自分の相撲にこだわりたい」と意気込んだ。【山田遼太郎】