乃木坂46に続く新たなアイドルグループ「鳥居坂46」が誕生することが27日、分かった。28日からオーディション参加者の募集がスタート。8月21日の最終審査で1期生メンバーが決定する。

 グループ名は「坂」にこだわった。「乃木坂」は、東京・港区内にある所属レコード会社SMEの拠点が由来。「鳥居坂」は、乃木坂46がシングル発売ごとに開催する「アンダーライブ」の会場、ブルーシアター六本木に程近い場所にある坂から命名した。「坂シリーズ」第2弾のグループとなる。

 関係者によると、秋元康総合プロデューサーのもとで、同会場でライブ活動をスタートさせる予定だが、人数やグループのコンセプトは白紙という。合格者の年齢やタイプなど、その顔ぶれによって柔軟に対応していく方針だ。30人程度でスタートする場合もあれば、数人のグループ、もしくはたった1人という可能性もあるという。

 乃木坂46にはこれまで姉妹グループはなかった。鳥居坂46が姉妹という関係になるのか、新たなライバルとなるのかなど関係性は不明だが、乃木坂46グループとして活動することは決まっている。また、乃木坂46同様、冠番組も制作されるという。

 ◆鳥居坂(とりいざか) 東京・港区麻布にあり、六本木から麻布方面に抜ける道として知られる。徳川家康家臣の鳥居元忠が屋敷を構えたことが名前の由来とされるが諸説ある。元禄年間に坂ができた。大名や武家の屋敷が並び、明治維新後は華族や財閥の所有地に。現在はシンガポールやフィリピンの大使館や東洋英和女学院などが並ぶ。日本坂道学会副会長でもあるタモリは「江戸の難所をしのばせる急勾配と長さを誇っています」と著書の中で紹介している。