AKB48ファンの著名人がプロデュースする特別公演の第4弾、ヤンキース田中将大投手(27)による「僕がここにいる理由」公演が8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で初日公演が行われた。

 通常はチーム単位で行われる劇場公演の特別バージョンで、初日メンバーや選曲を田中自身が行った。「この子たちの公演が見たい! という思いで選びました」と、推しメンの高橋みなみ(24)の出演はスケジュールの都合でかなわなかったが、センターに次期総監督の横山由依(22)を指名。また、今年5月の「第2回AKB48グループドラフト会議」で3チーム競合の末、チームAに加入した研究生の樋渡結依(14)も抜てき。田中も4球団競合の末、楽天に入団し活躍した。6日に行われた報道陣向けゲネプロ後に取材に応じた樋渡は「田中将大さんは野球好きのおじいちゃんも大好き。田中さんは選ばれてから大活躍されたので、私も同じように活躍できるようになれれば」と話した。

 田中も12年に登場曲として使用したこともある「ファースト・ラビット」や、ヒット曲「大声ダイヤモンド」から、ノースリーブスの「青春の木洩れ陽」など派生ユニットやアルバム曲も含めて17曲を選曲。公演の最後には、ヤンキースの帽子をかぶって、サインボールを客席に投げ入れる演出が加えられた。

 横山は選曲の印象について「希望系の曲が多いというか、すごい元気に明るくなれる公演だと思うので、みなさんにもぜひ足を運んでいただきたいと思います」。この日、田中は公演には駆けつけられなかったが「思いを米国まで届けられるように私たちも一生懸命歌います」。一方で、田中はももいろクローバーZ好きとしても知られるが、横山は「今回はももクロの曲が入らなかったので、AKB48の中から選んでくれたと思いました」と笑顔だった。

 セットリストは次の通り。カッコ内は初日公演のユニット参加メンバー

 1 ファースト・ラビット

 2 僕の太陽

 3 NEW SHIP

 4 少女たちよ

 5 君はペガサス(木崎ゆりあ、小嶋真子、加藤玲奈、相笠萌)

 6 エンドロール(田野優花、湯本亜美、永尾まりや、阿部マリア)

 7 友達でいられるなら(武藤十夢、茂木忍)

 8 青春の木洩れ陽(島田晴香、高橋朱里、向井地美音)

 9 虫のバラード(横山由依)

 10 てもでもの涙(達家真姫宝、樋渡結依)

 11 重力シンパシー

 12 大声ダイヤモンド

 13 君のことが好きだから

 14 前しか向かねえ

 15 Only today

 16 誰かのために

 17 夕陽を見ているか?

 ※15曲目からアンコール