NGT48今村悦朗劇場支配人(56)が9日、東京から新潟・万代シティまでの354キロを自転車と徒歩で完走した。

 「繋げ!AKB48劇場の魂を!NGT48今村の東京→新潟 日本縦断354km行脚!」プロジェクトで、先月30日に東京・秋葉原のAKB48劇場をスタート。11日間かけて、徒歩と自転車で縦断した。

 新潟・万代シティでの特設ステージでは、NGT48メンバー26人が、今村支配人を出迎えた。「エツロー」コールの中、午後3時30分すぎに姿を現すと、キャプテン北原里英(24)、AKB48と兼任の柏木由紀(24)らが涙した。約500人のファンからも大歓声を浴びた今村支配人は「こんな大勢の人に迎えてもらえるのはどうなんだろうと考えながら歩いてきたんですけど、まさかこんなに…すいません」と男泣き。「やってよかったです。NGT48はこれから、まだまだ躍進していきますので、温かく見守っていただけるとありがたいです。明日劇場がオープンします。全力でNGT48を作っていきますので、よろしくお願いします」とあいさつした。

 北原は「ゴールしたときに、メンバーみんなが涙していたり、ファンの方も泣いている方がいらっしゃって、みんながこうして笑ったり、泣いたりしているのを見て、今村さんの人徳を感じました。今村さんの努力を無駄にしてはいけないと、気が引き締まりました」。柏木も「本当に大変だったと思うんです。私たちの想像以上につらかったと思います。こうして劇場デビュー前日に帰ってきてくれて、今村支配人がこんなにすごいことを成し遂げてくれた。私たちも必ず成功させて、感謝の気持ちを伝えていけたらと思います」と話した。

 1期生の加藤美南(16)も涙。「帰ってきてくれてありがとうございます。今村さんが途中で死んでしまうんじゃないかと思いました。人のために、人のために一生懸命走ってくれるのは、本当に自慢のおじいちゃんです。新潟県民のみなさんで、一緒に盛り上がってください」と呼びかけていた。