第7回AKB48グループじゃんけん大会(10月10日、神戸ワールド記念ホール)の各グループ予備戦が13日、千葉・幕張メッセで行われ、SKE48では13年の第4回を制した松井珠理奈(19)がブロック1回戦で市野成美(17)に敗れた。

 試合前から「なるちゃん(市野)、何出すの?」と揺さぶりをかけるなど、試合巧者ぶりを発揮した。市野が「チョキを出します」と答えると、松井は「私は『本気』出します」とドヤ顔で宣言した。ところが、勝負では裏を読んでパーを出してしまい、素直にチョキで勝負した市野にあっさり敗れた。苦笑いで手をたたくと、市野の勝利を「良かった、良かった」と賞賛。「これで(本番当日は)神戸観光ができる」と開き直っていた。

 松井の敗戦に闘志を燃やしたのが、市野と2回戦で対戦した福士奈央(17)だった。デビュー前から松井の大ファンで、握手会にも行ったことがある福士は「珠理奈さんの敵を討ちます」と宣言。3度のあいこの末に市野を破ると、決勝でも北野瑠華(17)を下して本大会進出を決定。松井とハイタッチで喜び合っていた。

 姉妹グループ専任の所属メンバーは、本大会出場のために予備戦を勝ち抜かなければならず、既にHKT48指原莉乃(23)NMB48山本彩(23)ら、人気メンバーの多くが予備戦で敗退している。