AKB48の大島優子(25)が21日、テレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演し、この日が歌手として同番組に出演する最後となることを発表した。AKB48を正式に卒業する日は6月2日に決定したが、卒業後は歌手ではなく、女優として活動していくことをあらためて口にした。

 大島は歌唱前に、司会とタモリとトーク。卒業後の活動について「歌よりもお芝居で表現していきたいんです。そのために、日舞や殺陣も勉強したいですね。アクションもやりたいです。ダンスをやってきたんで、体を動かせることを」などとビジョンを語った。その上で、初めてAKB48卒業を意識したのは「2年目の19歳です」と明言。「PVでお芝居をして、楽しいと思い、女優でいきたいなと思いました」と明かした。

 トーク後は、最新曲でセンターを務めている「前しか向かねえ」ほか、テレビ初披露の大島優子卒業ソング「今日までのメロディー」、グループの代表曲「ヘビーローテーション」の3曲をメドレーで披露し、大島は時折、目を潤ませた。

 途中のMCでは、番組スタッフに向けて「出演するごとにすてきなセットを作っていただきありがとうございました。メンバー全員を映すカメラワークも。今まで本当にありがとうございました」と言い、視聴者に向けては「今後ともAKB48グループ、大島優子をよろしくお願いいたします」と言い、頭を下げた。

 番組終了間際には、タモリから花束を渡され、「ミュージックに悔いはないか」を問われ、「こうして卒業メドレーまでやらせていただき、悔いはないです!」と言い切った。

 その後、福山雅治から「卒業おめでとうございます。AKB48のフェニックスと呼んでいいですか?」と問われると、「いや、ああ」と恐縮しながら戸惑っていた。