大阪府知事、大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏(56)が9日、MBSテレビ「せやねん!」(土曜午前9時25分=関西ローカル)に生出演。高市早苗首相と自民党が掲げる「2年間の食料品の消費税率ゼロ」という公約をめぐり、レジ改修に時間がかかるために税率を1%にするという案について私見を述べた。
橋下氏は「減税反対派の力がこんなに強いのかと。もうみんな『できない、できない』の雰囲気になってるでしょ? とんでもないです」と切り出した。
さらに「役所側というか反対側が、とにかくやりたくない時には、できない理由を言ってくるんです」と続けた。
自身が大阪で実現してきた政策について「うめきたのグラングリーン(大阪)あるでしょ? あれ、最初にやるって言った時には、『橋下さん、これやろうと思ったら100年かかりますよ』って言われました。『絶対無理です、あんなの公園にするのは』と。それから、なにわ筋線って、地下鉄をやるやつ。『こんなのは100年かかっても無理です』とか。てんしば(天王寺公園の芝地)も、『あんなやり方無理だ』とか。関西国際空港の前のビルを民間に売却するって話だって、『そんなことやったら大阪の南側、人口なくなりますよ』とか」と反対されたことに言及。
「僕がやることなすこと、全部『大阪が引っくり返る』って言われて、それでもやるって言えば、多少の混乱はありましたけど、まあまあできているじゃないですか」と述べた。
続けて「こんなレジの問題、『もう分かった。そんなこと、つべこべ言うな、とにかく0に、あと半年後にやる』って言ったら、できますよ。これで負けたらダメなの。これで自民党と維新が、この程度のことで負ける政治なのかどうなのかっていうことを、僕は注視してますよ」とも。
税率1%であっても早期の減税実施を願う声に「気持ちとしては分かるんだけど、ここで政治の力が試されますよ」と指摘し、「『1%で堪忍しておいてやろう』とか、『0%だったら1年かかるの、しゃあないな』とか。これは有権者が許しちゃいけないですよ。『言ったことはやれ』と」と訴えた。
「これだったら、政治家が公約に掲げるの、いい加減なことばかり言ってきますよ。『言った通りやれ、それをやらんかったら許さんぞ』っていう有権者の迫力がないと、政治家がだらしないままだと思います。『国民チョロいな』とか思われますよ、これで許したら」と語っていた。



