<第4回AKB48じゃんけん大会>◇18日◇日本武道館

 AKB48の33枚目シングル「ハート・エレキ」(10月30日発売)の選抜メンバー16人が第4回じゃんけん大会で発表され、小嶋陽菜(25)が初のセンターを務めることになった。グループ内の世代交代が進む中、初期メンバーがセンターを射止めるサプライズに場内も沸いた。同曲はこの日さっそく披露され、小嶋は堂々としたパフォーマンスを見せた。ちなみにじゃんけん大会は3回戦で敗退した。

 じゃんけん大会本番の開始前。ステージにただ1人だけ、赤いベレー帽と赤いスカートをまとった小嶋が16人の真ん中に立った。大島優子(24)渡辺麻友(19)らセンター経験者を従えて、右手を高く上げた。曲が始まると、真っ白な太ももが揺れた。グループサウンズを思わせるメロディーが響く中、右手を振り下ろし、エレキギターをかき鳴らすようなポーズも決めた。リラックスした笑顔で前を向くと、1万2000人から大歓声を浴びた。

 05年に初期メンバーとして加入した。色白の美貌と周囲をなごやかにさせる天然キャラで存在感を示してきた。07年シングル「夕陽を見ているか?」でも立ち位置は中央だったが、当時は「誰がセンターか」ということ自体が話題にされていなかった。その後も常に人気上位にいたが、前田敦子(22)や次世代エース候補の渡辺麻らが最前列中央に立つ中、いつしかセンターとは無縁の存在となっていた。

 加入当時とグループが置かれている状況も変わってきた。今夏には同期の板野友美(22)篠田麻里子(27)ら長年AKB48を支えてきた中心メンバーが続々と卒業。残る1期生は高橋みなみ(22)峯岸みなみ(20)と自分の3人だけ。これまでセンターを務めるメンバーに対し「すご~い」と漏らすばかりだった小嶋にも、とうとう白羽の矢が立った形だ。

 パフォーマンスを終えた小嶋は、大島優から「にゃんにゃん、センターですよ!」と紹介されると、照れくさそうに答えた。「何がどうしてこうなってしまったのか、私にもよく分からないんですけど」。そう言った後、力を込めて続けた。「頑張ります」。

 何ごともマイペースに過ごしてきた天然美少女が、センターという初の大役でグループに新たな彩りを加える。【横山慧】

 ◆小嶋陽菜(こじま・はるな)1988年(昭63)4月19日、埼玉県生まれ。1期生として05年12月劇場デビュー。派生ユニット、ノースリーブスでも活動。テレビ朝日系「コインロッカー物語」でドラマ初主演後も「メグたんって魔法つかえるの?」などのドラマに出演。バラエティー番組「有吉AKB共和国」では司会も。現チームB。164センチ。血液型O。