【ロンドン30日=鈴木雅子通信員】インドのスラムを舞台にし、米アカデミー賞8部門を獲得した映画「スラムドッグ$ミリオネア」の子役2人に、アパートがプレゼントされた。ダニー・ボイル監督(52)の後押しもあり、撮影が行われたムンバイ市があるマハラシュトラ州政府が動いた。英紙サンや、PTI通信が伝えた。
ムンバイ市は今月、子役のアザルディン・イスマイル君(10)とルビナ・アリちゃん(9)らが住むスラムが違法建築だとして撤去してしまい、2人は路上生活を余儀なくされた。そのためマハラシュトラ州は、住居の提供を約束していたが、なかなか実現しなかった。
2人を見舞ったボイル監督が窮状を訴えたこともあり、州政府は、ムンバイ市郊外にある1戸40万ルピー(約80万円)のアパートを提供した。もともと同監督は、50万ポンド(約7700万円)の基金をつくっており、2人の学校と住居確保をしようとしていたところだった。
住居は提供されたが、あくまでも2人は特例。ムンバイ市の人口約1700万人の半数以上が家を持たないといわれている。




