「特命係長・只野仁」などで知られる漫画家・柳沢きみお氏の人気コミック「市民ポリス69」が実写映画化されることが9日、分かった。01~06年に雑誌で連載され、犯罪摘発組織「市民ポリス」に選ばれた平凡な中年会社員が、非日常の世界に巻き込まれていく様子を描いた話題作。名脇役で知られ、今回が映画初主演になる酒井敏也(51)は「脚本が面白い。クスッと笑わせてくれる作品になりそうです」と話した。

 アイドルグループ「ももいろクローバー」の早見あかり(15)が、主人公の運命を変える美少女役で出演。「かわいらしくて清純な感じと、何かをたくらんでいるブラックなところを演じ分けたい」と意欲的だった。原作のセクシー路線をAV女優の原紗央莉(22)が踏襲。コメディーで定評がある本田隆一氏が監督を務める。8月下旬から9月上旬に撮影し、来年春の公開を目指す。