◆ミュータント・タートルズ(米)
米人気漫画が原作で、13年ぶりに日本で公開される実写映画。個性豊かなカメ忍者たちが、ニューヨークの街を舞台に暴れ回るヒーローものだ。日本でテレビゲーム化されたこともあり、アラフォー世代にはおなじみかもしれない。
テレビリポーターのエイプリルが、悪の組織による犯罪を阻止する人影(カメ影?)を目撃し、スクープ取材を決行する。彼らは、街を守るために忍術を駆使するカメ忍者だった。上映時間も1時間41分と短めで子供にもとっつきやすい。ストーリーも単純明快だ。圧巻は終盤の雪山の戦闘シーン。「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイが製作に携わっているとあって3Dを駆使した高速アクションはさすがだ。
一方で、キャラクターの造形が細かすぎて、ややグロテスク。怖がる子がいるかも。子供のころ、某ファストフード店のキャラクターの実物を見て、泣いてしまったことを思い出した。
日本で忍者といえば、素早く敵の懐に忍び込み、一撃必殺のイメージ。これがハリウッドへ渡ると、筋骨隆々のパワーファイターに生まれ変わる。そこに若干のやるせなさを感じるのは、心が狭いのだろうか。【森本隆】
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