歌手冠二郎が、公称の65歳ではなく、実際は70歳だったことが23日、分かった。今日24日発売の週刊女性が報じ、冠も認めた。

 関係者によると、1967年(昭42)11月に「命ひとつ」でデビューする際、スタッフに「少しでも若く見えた方がいい」と助言を受けたのが始まり。冠自身も若く見られたいとの思いがあり、プロフィルに「1949年(昭24)4月23日生まれ」と5歳若く掲載したという。

 日刊スポーツの取材にも、冠は終戦前の44年生まれであることを認め、書面でコメントを寄せた。「取材のたびに『お若いですね』と言われて、ついうれしくて、そのまま来てしまいました」。48年も「年齢サバ読み」を続けた罪悪感もあったようで、「今回、皆さんに知られて少しホッとした自分もいます」とし、「お騒がせして申し訳ございません」と謝罪した。

 一方でプラス思考の冠は、「気持ちの中ではまだ65歳。若い気持ちのまま引き続き頑張ります」とアピールした。明日25日には80枚目の新曲「酒ものがたり」を発売。NHK紅白歌合戦出場3回のベテランは、ただでは転ばない。