スポンサーからの利益供与でコンプライアンス違反疑惑が報じられた、日本テレビ上重聡アナウンサー(34)が2日、同局を通じてマスコミ各社にファクスを送り、疑惑についてコメントした。

 上重は「一部週刊誌報道で、わたくし上重聡が知人から便宜供与を受けていたとの指摘がありました。この方には、かねてより応援していただき親交がありましたがあくまでもプライベートな交友関係であり、会社や仕事について特別な便宜を図っていただいたことは一切ありません」と疑惑を否定した。一方で「個人的なご厚意の申し出に甘えたことによって、疑念をいだかれるような結果を招いたことは、私の不徳の致すところで深く反省しております」とし、疑念を拭い去るべく、専門家のアドバイスを受け対処していくという。

 今後については「放送人としての自覚を強く持ち、信頼されるアナウンサーとなるべく業務にまい進いたします」としつつ「このたびは視聴者をはじめ関係する多くの方々にご迷惑ご心配をおかけし、申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 同アナは今年春から情報番組「スッキリ!」(月~金曜午前8時)の司会を務めており、この日の生放送では疑惑について語らなかった。

 2日発売の週刊文春では、上重アナが靴小売りチェーン「ABCマート」の元会長の男性から1億7000万円を無利息で借り、都内の高級マンションを購入したり、男性名義の高級外車を乗り回していると伝えている。