1976年(昭51)2月にスタートし、今年40年目を迎えたテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜正午)が、今月27日放送分で1万回を迎える。このほど、同回の収録が、都内スタジオで行われ、司会の黒柳徹子(81)をゲストの近藤真彦(50)東山紀之(48)が祝福。黒柳は、50周年の区切りまで続けることを誓った。

 記念の1万回は、和気あいあいとしたものになった。近藤は10代のころから15回目の出演で、プライベートでも月に1度は黒柳に会い、「レストランで、生『徹子の部屋』をやっている」と話すほどの仲。東山も同様に10代から9回出演している。黒柳が、成長をつぶさに見てきた2人から大きな花束をもらい、大喜びした。「こんなにうれしいことはないです」

 トークでは、近藤が黒柳の素顔を暴露して盛り上がった。黒柳がハワイで某航空会社のパイロットに口説かれたエピソード、舞台を観劇中に5分で寝てしまったことなど、近藤が次々と明かすと、スタジオは爆笑につつまれた。

 収録後、近藤は「いつもの『徹子の部屋』より、プライベートな『徹子の部屋』が見られたんじゃないかと思います。かわいらしかったり、おっちょこちょいな徹子さんを知ってほしかった」と言い、東山も「こんなにつっこめるんだ。2人の距離感はすごいです」と驚いていた。

 黒柳はあらためて喜びを語った。「1万回、ただのお1人も当日になってお休みが出なかった。本当にお礼を申し上げます。私も健康で休まなかった。平凡ですけど、続けてこられた理由です」と話した。

 結婚願望も飛び出した。「40年の間に結婚しようと思えばできた。残念とも思いませんが、身軽に1人で出てこられるから、まあいいかな、と。16歳の時に手相を見てくれた人は『結婚は遅い』と言ってましたが、『結婚しない』とは言わなかった。あと10年の間に何かあるかもしれません。それはそれでいいなと思ってます」。

 同番組は今年40周年。黒柳は「50周年までやろうと思います」と力強く宣言。近藤も「90歳になってもやってもらわないと困ります!」と喜んでいた。