1999年に離婚した俳優の石田純一(61)と女優の松原千明(57)が26年ぶりにテレビ共演。和解を果たし、2人の娘であるモデルで女優のすみれ(24)を交えて、久しぶりに公の場で“家族”の姿を見せた。

 15日放送のフジテレビ系「気まずい2人が久しぶりに会ってみました」に出演。2人のテレビ共演は実に26年ぶり。1988年に結婚し、90年にすみれが誕生した。しかし、石田の度重なる浮気が原因で99年に離婚。今回、共演を決意した理由について、石田は3度目の結婚をして「育児って大変」だと感じたといい、「千明ちゃんに凄く迷惑を掛けたんだな。謝罪したい」と思ったからだと説明した。

 また、松原は離婚を決意した決め手について、石田が「不倫は文化」発言をした翌日、すみれの私立小学校受験の面接に無神経にも現れたことだという。面接官からは「『不倫は文化』とは何ですか?」など質問され、結果は不合格。当時を振り返り、石田は「逃げるのもおかしかったし、説明させていだだけるなら」という気持ちで面接に現れたと釈明した。しかし、「その時、千明ちゃんの『プチン』とキレる音が聞こえた」と松原の怒りを感じたという。

 さらに「何てことをしてしまったんだと。うちの娘や奥さんを本当に悲しませてしまったというか。これは一生かかっても償いとかはできないかなと思いましたね」と後悔の念を表した。

 石田は対面した松原に「一番大切な2人を傷つけてしまってごめんなさい」と謝罪。その上で「俺のことは一生許さなくてもいけど、まだみんなの夢は続いているから、僕なりにできることをやっていこうと思う」と率直な心境を明かした。それに対し、松原は「かわいそうだったよね。狂わされちゃった。『有名』ってものに」と同情した。

 また松原は「ありがとう。あなたから頂いた大事な大事な宝物があるから生きていける」と石田に感謝。さらに「あなたは何年間かいなかったけど、今からでも遅くないから(すみれの傍に)いてあげて」と語りかけた。

 その後、お互いが「仲直り」を受け入れる決断をし、2人はハイタッチを交わして和解した。両親の和解に立ち会ったすみれは「パパ、ママと出会ってくれてありがとう。この世に私という存在を授けてくれてありがとう」と両親への手紙を涙ながらに読み上げた。娘の思いを受け止めながら、両親の目からも涙が。そして最後は3人でハグして“家族”の姿を見せた。