伊藤英明(39)主演映画「テラフォーマーズ」(三池崇史監督、来年ゴールデンウイーク公開)に武井咲(21)山下智久(30)山田孝之(31)が出演することが26日、分かった。人気同名コミックの映画化。4人は特殊な手術で昆虫の能力を備えて変異し、人類の敵テラフォーマーズと戦う宇宙船乗組員を演じる。伊藤はオオスズメバチ、武井はカイコガ、山下はサバクトビバッタ、山田はネムリユスリカの能力を持つ設定。小岩井宏悦プロデューサーは、主演級で海外でも活躍する俳優を基準に配役したという。

 三池組初参加の山下は高い身体能力が決め手だったという。変異した姿は原作コミックを超える造形を目指しており、特殊メークに2時間かかり、動きも制約される。山下は「自分がバッタをやるとは。ワクワクしながら撮影しました。視覚的にも面白い作品になるに違いない」。撮影ではキレのある動きでスタッフを驚かせたという。

 武井は原作を読んでおり「特殊メークが初めてなので大変ですが、カメラを通してどういう風に映っていくのか楽しみで仕方ないです」。山田は「原作では体がデカいので、1カ月で30キロほど上げようと思ったんですが、下手したら死ぬのでやめました。身体的に大変な撮影になりますが、変身できる機会もなかなかないのでとても楽しみ」。

 原作で人気の「バグズ2号編」の実写化。火星居住計画を発案した科学者を小栗旬(32)が演じるほか、ケイン・コスギ、菊地凛子、加藤雅也、小池栄子、滝藤賢一、篠田麻里子、太田莉菜、福島リラが出演。