今年3月に自ら操縦する小型飛行機を墜落させる事故を起こした米俳優ハリソン・フォード(72)が、事故当時の状況について語った内容が明らかになった。
事故原因を調査していた米運輸安全委員会(NTSB)の報告書で明らかになったもので、事故原因は機体の故障によるものだと結論づけている。
フォードが操縦する飛行機はサンタモニカ空港から離陸した直後に動力を失い、隣接するゴルフコースに墜落。偶然居合わせた医者によって応急処置され、骨盤を骨折するなどの重傷を負ったが命に別条はなかった。
米ロサンゼルス・タイムズ紙に掲載された報告書によると、フォードはエンジンが停まった後、再起動は試みずに時速137キロの速度を維持して空港に戻るために左に旋回したという。「その途中で、滑走路には到達できないことが分かった」と供述しているが、その後のことは覚えていないという。
気が付いたらゴルフ場の木にぶつかり、地面に落ちたと説明している。フォードが操縦していたのは、第二次世界大戦時の40年代に製造された戦闘機で、単独飛行している最中の事故だった。フォードは飛行時間5200時間を有するベテランで、高度な操縦技術で隣接する民家への墜落と言う最悪の事態を避けることができたと、米メディアで賞賛されていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)




