岡田准一(34)主演映画「図書館戦争-THE LAST MISSION-」(佐藤信介監督)の初日舞台あいさつが10日、東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座で行われ、岡田や栄倉奈々(27)らが出席した。

 累計600万部を突破した人気小説を原作に、興行収入17・2億円を記録した13年公開作の続編。国家により本の厳しい検閲が常態化した近未来の日本で、読書の自由を守るために結成された図書隊の奮闘を描く。2年ぶりの映画化に、岡田は「前作を超えるというのは僕たちの命題というか、(その上で)監督の下に集まった。内容として前作を超えられた、映画としてクオリティー上がってると思って、栄倉さんと握手しました」と自信作に胸を張った。

 栄倉は岡田の隣の席で試写を見たという。「前回もそうなんですけど、試写会(の席)が隣同士なんですよ。何なんですかね? 隣で見なくちゃいけないなんて、いじめかと思った」とぶっちゃけると、岡田は「聞き捨てならない。いいじゃないですか。ねえ?」と、静かな口調ながら反論していた。

 岡田演じる堂上篤と、栄倉演じる笠原郁との間柄は、前作同様に付かず離れずの状態だが、原作では今後、2人の仲が急速に進展する。2人の仲についてのトークになると、岡田は急に聞き役に回ろうとして、栄倉から「なんですぐマイクを下ろすんですか」と突っ込まれていた。岡田は「原作の堂上も、アニメ版も、もうちょっとグイグイ行ってる。それがちょっとね。『うまくいったら次、どうするんですか』と言われますけど、相当ハードル高いですよ」と、恋愛要素が増えそうな今後へ不安を募らせた。佐藤監督からは「(次があれば)そのへんにグイグイ切り込んでいきたい」と宣言され、岡田は苦笑いするしかなかった。

 ほか田中圭(31)福士蒼汰(22)土屋太鳳(20)松坂桃李(26)栗山千明(31)石坂浩二(74)佐藤監督が登壇した。