米俳優チャーリー・シーン(50)が10日、カリフォルニア州ダナポイントのバーで泥酔して居合わせた女性客の携帯電話を叩き落とし、警備員に羽交い締めにされて外に引きずり出される事件が起きた。

 米CBSテレビの芸能情報番組エンターテイメント・トゥナイトが、腕を掴まれ店から締め出される様子をとらえた監視カメラの映像を公開した。

 バーで飲んでいたシーンは周囲の客と記念写真を撮るなど終始ご機嫌だったが、4時間ほど飲み続けて酔いが回ってきた頃に、ある女性が携帯電話で動画撮影を始めたことを発端に事件が起きたと言う。

 「今日は楽しんく静かに飲みたいんだ」と撮影を辞めるよう頼んだにも関わらず撮影を続けたために、携帯電話を取りあげて床に叩きつけたと言う。すぐさま警備員に取り押さえられ、そのまま店外に連れだした。

 短気で些細なことですぐに激怒する性格で知られるシーンは、過去にも妻への家庭内暴力(DV)容疑で逮捕されたこともあるが、今回は自分を羽交い絞めにした警備員と笑顔で握手を交わして大人しく家に帰ったと言う。アルコールとドラッグ中毒を長年患っているシーンは、今夏に子供の親権を争っている2人目の妻で女優のデニス・リチャーズに対してSNSで、「クソ女。悪魔のテロリスト」と攻撃するトラブルも起こしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)